STAFF COLUMNスタッフコラム

逆転の発想

営業部 田中 2021 Summer

私は幼い頃から、基本、ネガティブ思考でした。中学時代の部活、テニス部でのこと。試合で一度ミスをするとそれが気になってしまって、気持ちを切り替えられないままにミスを連発。たった一度のミスをきっかけに、負のスパイラルに陥ってなかなか抜け出せない、こんな自分を変えたいと思いながら、悶々とした日々を送っていました。

そんなある日、実家の冷蔵庫に貼られていた「逆転の発想」と書かれた新聞の切り抜きが目に留まり、全身に衝撃が走りました。そこには、“心配性な人は責任感が強い”とか、“つらい経験をしたからこそ、人の気持ちに寄り添える”的な、所謂、ネガをポジに変換するコトバがいくつか書かれていました。自分の「弱み」は裏を返せば「強み」でもあったことに、ようやく気付いたのです。

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昨年4月の入社から約半年の研修を経て営業部に配属され、社会人の2年目も約1/3が経過。ここまでにも様々なお客様とお話しをする機会がありました。最初は緊張で頭が真っ白になってしまい、自分が何をどう話しているかもよくわからない始末。なかなか上手くいかない焦りと悔しさで、眠れない夜も少なからずありました。今思えば、マニュアルや手順にこだわり過ぎて、お客様にあまり寄り添えず、一方的に話すことばかりに明け暮れてしまっていたのかもしれません。

とにかく、何が悪かったのか、何が足りないのか、改善すべき点は何なのか、接客の度に振り返りながら必死に考えました。そして、接客の回数を重ねるにつれ、徐々に落ち着いて話しができるようになり、自分自身をも俯瞰した目で観察できるようになってきました。そんな折のある瞬間、私の脳裏に「逆転の発想」という文字がフラッシュバックしてくるのを自覚しました。それを機に、自分がこれから何をしたらいいのか、どんどんわかってきたのです。

今はお客様とコミュニケーションを取ることを一番大切に、そして自分自身も楽しんでお話しをするように心がけています。
「過去の挫折がなければ、今の自分は存在しない。」
「人は成功よりも失敗からより多くのことを学び成長する。」
この1年ちょっとで改めて確認できました。

ただ正直、まだ分からないことも少なからずあります。これからも失敗を恐れずに貪欲に挑戦し続け、様々なことを学びながら、色々な意味での「ナンバーワン営業マン」を目指して、日々の成長を心に誓い、静かに燃えている今日この頃です。

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